2015年06月28日 - ゴルフクラブ試打日記。
モウダス


方向性へのこだわり 握った瞬間、ロックオン スコッティキャメロン専門店 Himawari

2015年06月28日

      
2015年06月28日
PR
  

Zodia FW-Ti フェアウェイウッド

                 
Zodia FW-Ti フェアウェイウッド
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは Zodia FW-Ti フェアウェイウッド です。



ATTAS 6☆
シャフトは ATTAS 6☆ です。

ロフトは15度、シャフトフレックスはS、シャフト重量は64g、トルクは3.3 です。



正面
初めて手にした、ゾディアのフェアウェイウッドです。


これまで、ドライバーやアイアン・ウェッジは試打してきたのですが、フェアウェイウッドは初めてなので、興味津々です。


ゾディアはウェッジやアイアンのイメージが強いですが、フェアウェイウッドはどうなっているんだろう?と思いました。


ロフトが15度なので、スプーンという認識でいいのだと思います。


最近、ロフト表示はされていても、番手表示がされていないクラブも見かけるようになりました。


『番手の固定概念』をもたないようにする為なのかもしれません。


私はいいことだと思います。


今は同じ番手のクラブでも、かなりロフトがバラバラなことが多いです。


特にアイアンはその傾向が顕著です。


以前も書きましたが、いずれアイアンも『ロフト表示だけ』になってもいいのではないかな?と思っています。


『番手の距離』でなく、『ロフトの距離』をつかんでいたほうが、ゴルフはシンプルになるような気もします。


7番アイアンで何ヤード飛ぶのではなく、例えばロフト34度で何ヤード飛ぶ・・・。という認識をもっていたほうが普段のラウンドはもちろん、クラブを買い替えるときなどにも役に立つような気もします。


ただ、やはり『ゴルファー心理』というものがありますし、『メーカーの戦略』などもあるので、すぐには実現しないような気もするのですが・・・。



側面
シャロー感の強いFWです。


最近の流行というよりは、『定番』といったほうがいいのかもしれません。


ディープなタイプのFWのほうが少なくなりました。


球があがりやすくなっていて、それだけ実戦でも使う場面が多くなってきているのだと思います。


昔は15度のFWの『直打ち』は、なかなかハードルが高いイメージがありましたが、今はとてもイージーになっていて、親しみやすくなりました。


メーカーの研究が進み、FWが進化していったのだと思います。


こうして見ても、すごくあがりやすそうな雰囲気が伝わってきました。



ネック長さ
ネックの長さもしっかりとあります。


結構上から打っていけそうなタイプだな・・・。と思いました。


適度にネックの長さがあるので、コントロールしやすそうな印象も受けます。



独特なソール形状

独特なソール形状

独特なソール形状
しかし何といっても、この独特なソール形状がよく目立ちます。


かなりキャビティ部分が大きいです。


これも、重量配分が計算され尽くしているのでしょうか?


ソールの中央からバックフェース寄りが大きくえぐられているようになっているので、結構重心深度が浅いのかもしれない・・・。と思いました。



ウェイト
しかし、バックフェース寄りにウェイトがひとつだけありました。


重心を浅くしているけど、もしあがりづらかったら、ウェイトを交換して調整してみてください・・・。ということなのかな?と思いました。


専用の工具があれば、簡単に交換できそうです。


色々な重さが用意されているのでしょうか?


最近はドライバーよりも、FWのハイテク化が進んできているように思います。


『やり尽くした感』のあるドライバーに比べ、FWはまだまだそこまでたどり着いていないように思います。


発展の余地は充分にあると思います。


ドライバーを抜いて、その分FWを一本増やしている方も見かけるようになりました。


今は『飛んで易しいFW』が多くなったので、それも納得といえるのかもしれません。



シャローヘッド
シャロータイプのFWです。


今は、こういったタイプが多くなりました。


クリークはともかく、昔はスプーンはもうちょっとディープなタイプが多かったのですが、今は全く違います。


この角度から見ると、番手の判断がつきづらいです。


バフィやクリークといわれたら、そのまま信じていたかもしれません。


今はシャロータイプが多いですし、このシャロー感に親近感をもたれる方は多いのではないでしょうか?



顔
とても美しい顔をしています。


少し面長なタイプです。


何となくではあるのですが、『ロイコレ顔』に似ているな・・・。と思いました。


大好きな顔です。


ロイコレのFWには、いい思い出がたくさんあるので、このFWからも親しみやすさのようなものが伝わってきました。



振り感
素振りをしてみても、いい感じです。


もうすっかり定番となった感のあるアッタス6です。


ドライバーでも人気ですが、FWに挿しておられる方も見かけるようになりました。


これまでも何度か試打してきているので、少なくともシャフトに気を遣いすぎることはないだろうな・・・。と思いました。


『男前の顔』と、慣れ親しんだシャフトの相乗効果が、かなり期待できそうでした。



構え感
ボールを前にして構えてみても、すごくいいです。


構えやすいです。


全体的な形状もいいのですが、バルジの存在感が際立っていました。


引っ掛かることなく、適度に逃がしていけそうな感じがしました。


左への不安はありませんでした。


気持ちよく振り切っていけそうだな・・・。と思いました。


面長なタイプではあるのですが、適度に小顔なので、ボールとの大きさのバランスもちょうどいいと思いました。


ただ、もうちょっとヘッドが大きいほうが安心感がもてる・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。


人によって好みが分かれるところだと思いますが、ティアップではなく『直打ち』するクラブは特に大顔だと難しく感じるので、これくらいの大きさがちょうどいいな・・・。と、私は思いました。


これまでの経験の蓄積が、そのまま活かせそうな構え感でした。


なので、初めてではあっても、すごくリラックスして構えることができました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は、なかなかいい感じでした。


ソフトというよりも、ややしっかりとした手応えがありました。


『芯と芯のぶつかり合い』を、感じとることができました。


インパクトがボヤけず、はっきりとしていました。


好感のもてる打感です。



打球音
『音』は高くて、少し大きめでした。


もう少しおとなしくてもいいかな?と思いましたが、気になるほどではありませんでした。


このはっきりとした音に好感をもたれる方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


インパクトを邪魔する音ではありませんでした。



バックフェース
『安定性』は、まずまずでした。


構えやすくて変なクセがない顔ですし、シャフトもいいので、ラインも出しやすく暴れやすい感じはありませんでした。


イメージと実際の球筋が合いやすい印象をもちました。


ただ、高い直進性とか、曲がりにくさ、ミスヒットに対する大きな寛容さという点では、それほど高くはないのかもしれません。


難しいタイプではありませんが、とにかくイージーなFWが欲しいという方には、少し合いづらいところがあるのかもしれません。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、普通だと思いました。


シャローなタイプなので、ティアップせずに直打ちのまま試してみたのですが、いい感じで上がってくれました。


イメージしていた高さでした。


今はあがりやすいスプーンも多いので、このクラブが特別あがりやすいタイプだとは思わなかったのですが、タフな印象はありませんでした。


ソールが大きくくり抜かれていて、浅重心独特のあがりにくさがあるのかな?と思っていましたが、そんなこともありませんでした。


シャローな形状もそうですし、ウェイトも効果を発揮しているのかもしれません。


ただ、どちらかといえばヒッタータイプの方に合いやすいのかな?という思いはありました。


もちろん、装着されるシャフトによるところが大きいのですが・・・。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じでした。


今は飛び系FWがたくさんあるので、このクラブが特別目立つ感じはしませんが、今のFWのハイレベルなところには充分にいるクラブだと思いました。


フェースがボールを押してくれる感じがありましたし、初速も速いです。


振っていって距離を伸ばしていける感じがしました。



操作性
『操作性』という点では、まずまずだと思いました。


今のFWの中でも、平均的な感じがします。


顔がいいので、色々なイメージを出すことができました。


左右に曲げることも難しくありませんでした。



ヒール側
初めて手にしたゾディアのFWでしたが、いい印象のまま試打を終えることができました。


ソールの形状は独特なものがありましたが、全体的に見て変なクセのようなものは感じませんでした。


顔の良さも際立っていましたし、難しすぎないFWだと思いました。


以前試打したゾディアのドライバーは、正直あまりいい印象が残っていないのですが、このFWは好感がもてました。



Zodia FW-Ti フェアウェイウッド
ずっとロイコレFWのイメージが被りながら試打していたように思います。


ロイコレは『キャビティソール』が有名ですが言葉的には、この形状もキャビティソールといえるのだと思います。


ドライバーは直打ちするケースが殆ど無いですが、FWはたくさんあるので、ソール形状が問われるクラブなのだと思います。



Zodia FW-Ti フェアウェイウッド
とてもいいFWだな・・・。と思いましたが、ウェッジの存在感があまりにも大きいので、FWメーカーというイメージはまだもてません。


ウェッジのマスターピースモデルは大人気だったそうで、とてもよく売れたのだそうです。


やはり、いいクラブをご存じの方はたくさんいらっしゃるのだと思いました。


訊くところによると、もう生産はされていないのだそうです。


これまでのモデルの金型がもたなくなってしまって、新たに金型から作り直すのだそうです。


私も試打をしてすごく気に入ったので、購入したいと思っていましたが、それが敵わず残念な思いをしています。



Zodia FW-Ti フェアウェイウッド
このFWはソールの形状から見ても、やや浅重心タイプなのだと思いますが、性格が尖っている感じはしないので、海外メーカーのような敷居の高さは感じられませんでした。


海外のゴルファーよりも、私たち日本人ゴルファーを意識して作られたFWだと思います。


今日は練習場でしたが、機会があればコースでも試してみたいと思わせてくれる『スグレモノ』でした。